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MIKIKO先生★ダンスインスタレーション「dot.」公演!

 MIKIKO先生 & Tomomi Yoshimuraさん率いるダンスカンパニー『イレブンプレイ』によるダンスインスタレーション「dot.」を観てきた。

 結論から言わせてもらうけれど、とても素晴らしい公演だった。

 正味1時間20分ほどの公演だったが、あっという間と言うか、もっと観ていたい、そんな風に思わせるステージだった。
 現在、興奮冷めやらぬ、といったところである。
 
 自分の親戚にはなぜかダンス関係者が多く、その付き合い(笑)で子供のころから、モダンバレエ、創作ダンスの公演はかなり観て(観させられて)きたのだが、そんな過去の経験とは比べ物にならないほどの、興奮のステージだった。

 では、以下にそのリポートを書かせてもらいます。
 (といいつつ、実はこのリポートと言う奴が苦手なんだが……)

 ★ ★ ★

 ダンスインスタレーション「dot.」。

 作・演出はMIKIKO先生とTomomi Yoshimuraさん。
 それに、関和亮監督(映像)、真鍋大度氏(テクニカルサポート)等が加わる。
 会場でもらったパンフレット代わりの小さな紙には、舞台監督として内山昌彦監督、舞台装置として大友秀之氏の名前もあった。

 なんのことはない、これにPerfumeが加われば、「東京ドーム」チームなのだけれど(笑)。

 年明けの「JPN」ツアーのスタッフには、MIKIKO先生、関監督、内山監督は当然として、真鍋氏もそこに名を連ねるだろうと思っているので、Perfumeファンとしては、この「dot」を通して、ツアーステージの様子の一端でもうかがえるかも。
 ……という下心ももちろんあるのだが、それよりも、これらの方々が、ポップミュージックフィールドを離れて(つまりPerfumeという大義名分抜きで)、どのような表現を、どのようなステージを見せてくれるのかというところに、僕の興味の焦点はあった。

  ★

 土曜の夕刻、多くの人で混雑する原宿駅を降り、これも人であふれかえっている表参道 を下り、会場である「原宿ラフォーレミュージアム」に向かう。
 もちろん「原宿ラフォーレ」の存在は知っていたが、その中に入るのは初めて。
 その6階に「ミュージアム」なる施設があった。
 
 会場内に入ってまず驚いたのは、その小ささ。
 「ミュージアム」という名の通り、普段は小さなアートギャラリーのように使われている空間なのかもしれない。

 会場の中央に設置されたステージは、高さ約20cm(間違いではない)、横幅約3m、縦幅約8mの長方形で、縦長になるように設置されている。
 観客席は、その長方形を3方向から囲むようにすり鉢状に設置されており(座席数は300ほどか)、残りの一片側の壁が大きなスクリーンとなっている。
 ステージは純白。

 天井からは、「東京ドーム」で観た、中にLED照明が入っているバルーンの小型版が、十数個ぶら下がっている。これは真鍋氏の仕掛けの一部か。

 開演が近づくと、観客席はほぼ満席になった。
 客層は、ダンス公演だからか、原宿という場所柄からか、かなりオシャレに気を使っている人が多い。業界風の人もちらほらと見かける。
 先日の「ダンスコンテスト」の客層とは、えらい違いである(笑)。
 中にはPerfumeオタク風の奴も少し見受けられたが(Perfumeが客席にきていないかと、きょろきょろと挙動が不審なので、すぐにわかる(笑)お気の毒さま)、基本的には公演を落ち着いてみよう、という人がほとんどのようで安心した。

 すでに会場は、公演前からかなり照明が落とされて薄暗かったが、開演予定時刻を10分ほど過ぎたころ、会場内の照明が全て落とされ、「dot.」は始まった。

  ★

 公演全体は、普通のダンス公演のようにいくつかのパートに分ける、というよりは、非常に短いパート(平均して5分程度だろうか)を、次から次へと、畳みかけるように見せていく、という構成になっていた。
 (クラシックバレエの公演を交響曲に例えるなら、この公演はポップミュージックのMIXアルバムか)

 そして、各パートのスタイルは、次々と変化していく。
 
 あるパートは、まるでPerfumeのステージを彷彿とさせるような、不思議な動きとポージングで見せたと思うと、別のパートは、濃密なモダンダンスを展開してくる。
 どこかシュールな雰囲気を出したかと思うと、明らかなストーリーを持ったダンスに変わり、前衛的ともいえる演出を見せたかと思うと、強烈なポップ感で観ている者のアドレナリンを放出させる。

 1人で踊る、2人でストーリを紡ぎ出す、数人で絡み合う、十数人が異なる動きでありながら、全体として圧倒的なフォーメーションを見せる(MIKIKO先生の面目躍如といったところか)。
まさに変幻自在のステージだ。

 正直言うと、前衛的・実験的すぎて、ちょっと退屈さをかんじさせる公演になるかもな、という危惧を事前に抱いていたのだが、まるでそんなことはなかった。
 それどころか、退屈なんて言葉が入り込む余地が無いほど、ステージはどんどん進行していく。
 目を離す隙さえ無いほどだ。

 (実は自分はTomomi Yoshimuraさんのことはあまり存じ上げていなくて、この「dot.」でも、MIKIKO先生とどのような役割分担になっているのか不明なのだが、このパートはMIKIKO先生、このパートはYoshimuraさんが演出する、ということだったのだろうか)

 ダンサーの皆さんのスキルも、もちろん高いものだった。
 しかし、そのスキルを見せつけるというよりは、あくまでの動きそのものの、ダンスそのものの面白さを見せる公演内容に徹していたように思う。
 その点にも、僕は好感を持てた。

 小道具やセットも多用されていた。
 手に持つライト、手鏡、「ZeroGravity」を思い起こさせるようなキューブ、脚立、そしてなんとiPadまで!
 これらも最高に生きていた。

 音楽も素晴らしかった。
 というか、完全に自分のツボで、特にテクノハウス系のダンサブルな数曲は、思わず身体が動いてしまうのを抑えるのが大変なほどだった。

 期待の関監督と真鍋大度氏の映像演出は、それ自体が前面に出てくるというよりは、あくまでもダンスを引き立てる役割で、個人的にはちょっと物足りない……。
 ……と、途中まで思っていたら、最後の3曲あたりは、(照明演出も含めた)映像演出とダンスとが見事に絡み合い、圧倒的な幻惑感を引き起こし、僕の脳みそは沸騰状態になった。
 (もしこれがPerfumeの公演だったら、僕は失神している!)

 最後のパートで、ダンサーたちがそれぞれにiPodを手に持ち(iPodには様々な映像が映る)、踊るシーンなど、さすがだ! と心の中で何度も膝を叩いていた。

 圧倒的な興奮の中で「dot.」は終了し、ダンサーが一人づつ(スクリーンによって)紹介され、拍手の中で幕を閉じた。
 てっきり最後に、MIKIKO先生 とTomomi Yoshimuraさんがステージに登場すると思い、僕はスタンディングオーベーションの準備をしていたのだが(笑)、それは無く、代わりに会場後方の演出ブースにいるスタッフにライトがあたり(関さんがいたようだったが、MIKIKO先生もそちらにいたのか?)、最後の拍手はそちらに送った。

   ★

 繰り返すけれど、素晴らしい公演だった。
 しかし、複雑な思いもある。
 それはPerfumeファンとしての思いだ。

 経済的な制約はあっただろうが、それ以外は自由な「dot.」という空間で、MIKIKO先生たちはこれだけのステージを作れるのだ。
 
 一方のPerfumeのステージは、もちろん「dot.」とは比べ物にならないほどのお金をかけられる場ではある。
 しかし、自由度はどうなんだろうか。いろいろと制約も多い気がする。
 それに、主役はあくまでも、あの3人だ。
 ステージ演出ばかりが過剰になってもなあ、という意見もあるだろう。

 でも、ここまでのステージを見せられてしまうと、MIKIKO先生を初めとするスタッフの方々には、「もういいから、好きなようにやっちゃって下さい」とも言いたくなる(笑)。

 その結果、これまで守られてきたPerfumeのステージのスタイルが、多少なりとも壊されるようなことになっても、だ。

 いや、そんな心配は、そもそも無用かもしれない。
 どんなステージになろうとも、あの不思議な三人組は、最後には全てを食いつくし吸収して、自分たちのものにしてしまいそうな気がする。
 うん、きっとそうだ(笑)。

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